West Coast — Brousse

ブーライユ
Bourail — カウボーイの町とウミガメの浜

ブーライユは、グランドテール島の西海岸に位置するニューカレドニア第二の町。「カレドニアン・ファーウエスト」と呼ばれるこの地域は、フランスの流刑地時代に開拓され、今もカウボーイ(ストックマン)文化が色濃く残る、ヌメアとはまったく別の顔を持つ場所です。チェック柄のシャツにカウボーイハットの農家が牛を追い、週末のロデオに沸き、子どもたちは8歳で初めての鹿狩りを経験する――そんなニューカレドニアの「ブルース(田舎)」の原風景がここにあります。

しかしブーライユの魅力は文化だけではありません。世界遺産に登録されたポエのラグーン、ウミガメが産卵に訪れるロッシュ・ペルセの浜、8,000ヘクタールの自然保護区ドメーヌ・ド・デバ、そして5つ星シェラトン・デバ・リゾート。海も山も文化も、ここにはニューカレドニアの「素顔」が詰まっています。

ヌメアから
車で約2時間(162km)
RT1号線を北上
空港から
トントゥータ空港から
約1時間15分(117km)
おすすめ滞在日数
2〜4泊
(日帰りも可能だが
もったいない)
こんな人に
自然・アウトドア派
ウミガメに会いたい方
リゾートで静かに過ごしたい方
Highlights

ブーライユの見どころ

ロッシュ・ペルセ&ボノム・ド・ブーライユ

ニューカレドニアを象徴する景観のひとつ。波に侵食された巨大なクォーツ(石英)の一枚岩「ボノム(人の形の岩)」が海に向かって傾く姿は圧巻です。カナック族の伝説では、この岩の下の海中洞窟を通って死者の魂があの世へ旅立つと言い伝えられています。ボノムの足元からは、一方にロッシュ・ペルセのサーフビーチ、もう一方にウミガメの浜「ベ・デ・トルチュ(亀湾)」を見渡す壮大なパノラマが広がります。

ブーライユ村から車で約10分 | 入場無料
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ベ・デ・トルチュ(亀湾)&タートル・ウォッチング

南太平洋でアカウミガメの第二の産卵地。毎年11月〜3月にかけて、約2,500kmもの旅を経てウミガメが産卵のためにこの浜に戻ってきます。1回の産卵で約100個の卵を産む壮大な生命のドラマ。12月〜2月には夜間の産卵観察ツアー「タートル・ウォッチング」が開催されます(火〜土 20:00-1:00、大人1,000 XPF)。ボノムから続く「3つの湾トレイル」(約4km、所要1〜2時間)を歩けば、コロニアル松の木立と金色の砂浜を巡る美しい散策が楽しめます。

産卵シーズン:11月〜3月 | ウォッチング事前予約制
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ポエビーチ&世界遺産ラグーン

ブーライユ村からさらに10kmほど進むと現れる、全長13kmの白砂のビーチ。2008年に世界遺産に登録されたラグーンに面し、干潮時には浅瀬が遠くまで広がる穏やかな海は、カイトサーフィンやウィンドサーフィンのメッカとして世界的に知られています。グラスボトムボートでバリアリーフまで出れば、サンゴ礁と熱帯魚の世界を堪能。水中トレイルでのシュノーケリングもおすすめです。ビーチ沿いにはバンガロー、キャンプ場、スナックバーがあり、週末はファミリーで賑わいます。

ブーライユ村から車で約15分 | 入場無料
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ドメーヌ・ド・デバ(Gouaro Deva)

海岸線と乾燥林を含む8,000ヘクタールの広大な自然保護区。450種の固有植物が生育する乾燥林は、ニューカレドニアの植物の多様性を体感できる貴重な場所です。ハイキング(複数の展望コース)、マウンテンバイク(60km・4コース)、乗馬(マングローブ林や浜辺を巡るトレイル)など、アウトドアアクティビティの宝庫。入場無料。敷地内にシェラトン・デバ・リゾートがあり、18ホールのゴルフコースも併設しています。

入場無料 | 自転車レンタルあり(Maison de Deva)
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イル・ヴェルト(緑島)

ロッシュ・ペルセ近くのネラ川河口からタクシーボートで数分の小さな島。ブーライユ特別海洋保護区に指定されており、島を取り囲むレンズ型のサンゴ礁は多彩な魚の住処。透明度の高い海でのシュノーケリングは格別です。ウミガメの産卵地でもあります。

タクシーボートで数分 | 海洋保護区

ブーライユ農業祭(フォワール・ド・ブーライユ)

1977年から続くニューカレドニア最大の農業祭。毎年8月15日前後の3日間、テネ競馬場で開催され、約3万人が訪れます。ロデオ、乗馬、木こり競争、ビーチサンダル投げ大会、ミス&ミスター・ブーライユ選出など、カレドニアン・ブルースの文化が凝縮された祭典。地元の肉料理、鹿肉、手作りのジャム、アチャール(漬物)など、ニューカレドニアの食文化を味わう最高の機会でもあります。この時期は宿泊施設が早期に埋まるため、参加する場合は数ヶ月前の予約が必須です。

毎年8月中旬(8/15前後)・3日間開催
Activities

アクティビティ

ブーライユは「やりたいことが多すぎて困る」場所です。海ではカイトサーフィン、ダイビング、シュノーケリング、グラスボトムボート。陸ではハイキング、乗馬、マウンテンバイク、ゴルフ。空ではULM(超軽量飛行機)やパラモーターでのラグーン遊覧飛行。さらにカナック族のトリビュ(部落)訪問やブーニャ(伝統料理)の試食体験もできます。

サーフィン

ロッシュ・ペルセはニューカレドニア唯一のビーチブレイクポイント。砂浜から直接エントリーできるため、サーフィン初心者にもアクセスしやすいスポットです。上級者にはバリアリーフ近くのリーフブレイクもあり、ボートでアクセスします。

ダイビング

ロッシュ・ペルセのマリーナにあるSCUB'ADDICTが通年営業。世界遺産のラグーンで、サンゴ礁、ウミガメ、多彩な熱帯魚とのダイビングを体験できます。

ゴルフ

シェラトン・デバ内の18ホール国際ゴルフコース「エクスクルーシブ・ゴルフ」。ラグーンと山のパノラマを眺めながらのラウンドは、ゴルフ好きにとって夢のような環境です。初心者向けレッスンもあり。

遊覧飛行

ポエ飛行場から出発するULM(超軽量飛行機)、パラモーター、水上飛行機。上空150mからのラグーン、山脈、サンゴ礁の眺めは息をのむ美しさ。所要30分〜1時間。

Stay

宿泊

ブーライユにはリゾートからキャンプ場まで、幅広い宿泊オプションがあります。

シェラトン・ニューカレドニア・デバ・スパ&ゴルフリゾート ★★★★★

ドメーヌ・ド・デバ内に位置する5つ星リゾート。ビーチフロントのロケーションに、スパ、プール、18ホールのゴルフコース、レストランを完備。ヌメアのリゾートとは異なる、自然に囲まれた静かな滞在が魅力です。空港送迎あり(要事前連絡)。

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ポエビーチ周辺のバンガロー&ジート

ポエビーチ沿いには手頃な価格のセルフケータリング型バンガローが複数あります。ビーチまで徒歩数分の立地で、キッチン付きの長期滞在にも最適。地元のオーナーが温かく迎えてくれるアットホームな雰囲気です。

キャンプ場

ポエビーチ北端にはフリーキャンプエリアがあり、地元の人に混じってビーチ沿いの野外キャンプが楽しめます。ニューカレドニアで数少ない認可キャンプサイトのひとつ。ターコイズブルーのラグーンを眺めながらの朝は格別です。

Access

行き方

ブーライユへはレンタカーが最も便利です。ヌメアからRT1号線を北上して約2時間、トントゥータ国際空港からは約1時間15分のドライブ。道中の西海岸の風景も楽しめます。

レンタカー以外では、ヌメアからのシャトルバス(Carsud社運行)や、ブーライユ・シャトル・サービスによる個人/グループ送迎があります。また、ヌメア発の日帰りツアーを催行している会社もあります。

レンタカーの場合のルート

ヌメア中心部 → RT1号線(南北縦断道路)を北上 → 約160km・2時間で到着。途中、ラ・フォア、モアンドゥーなどの小さな町を通過します。空港(トントゥータ)から直接向かう場合は約117km・1時間15分。道路は全線舗装で運転しやすいですが、片側1車線の区間が多いため、のんびりドライブを楽しみましょう。

Best Season

ベストシーズン

4月〜10月(乾季)

気候が穏やかでアウトドアに最適。8月中旬のブーライユ農業祭はこの時期。ホエールウォッチング(7〜9月)もニューカレドニアの魅力のひとつ。

11月〜3月(雨季)

ウミガメの産卵シーズン。タートル・ウォッチングはこの時期限定。暑く湿度が高いですが、ラグーンの色は一層鮮やかに。宿泊料も比較的安くなります。

Tips

旅のヒント

レンタカーは必須

ブーライユの見どころは広範囲に点在しています。ロッシュ・ペルセ、ポエビーチ、ドメーヌ・ド・デバはそれぞれ数km離れており、公共交通機関は限られています。ヌメアまたは空港でレンタカーを借りることを強くおすすめします。

ロッシュ・ペルセの遊泳は禁止

ロッシュ・ペルセのビーチとベ・デ・トルチュは潮流が強く、遊泳禁止です。泳ぐならポエビーチへ。ロッシュ・ペルセは景観を楽しむ場所として訪れましょう。ただしサーフィンは地元サーファーが楽しんでいます。

食料の調達

ブーライユ村にスーパーマーケットがあるので、ポエビーチやキャンプ場に向かう前に食料を調達しておきましょう。土曜日の朝にはブーライユ・マルシェ(朝市)が開かれ、新鮮な野菜や地元の加工品が手に入ります。

ニューカレドニアの「ブルース」を体験する

ブーライユはヌメアのような都会的な旅とは対極にある場所。カルドッシュ(フランス系入植者の子孫)とカナック族が共に暮らす西海岸の「ブルース(田舎)」文化を体感するには、最低2泊は欲しいところ。牧場訪問やトリビュ(カナック族の部落)での食事体験など、地元の暮らしに触れるアクティビティにもぜひ参加してみてください。

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