ヌメアに数日いるなら、一日は船に乗ってほしいと思います。市内からわずか数分から一時間ほどの沖に、性格のまったく違う島がいくつも浮かんでいて、どれもラグーンの内側にあるので海はおだやかです。
ただ、いざ調べると迷います。島ごとに乗り場が違い、同じ島でもどこから乗るかで値段が変わるからです。このページは「どの島に、どの船で、いくらで行けるのか」を一枚で見渡せるようにまとめたものです。島そのものの見どころは各島のページに譲り、ここでは行き方と選び方に絞ります。
乗り場は2か所ある
最初に押さえておくと、あとがずっと楽になります。ヌメアの船着き場は大きく2つあります。
アンスヴァタ
ホテルが集まるビーチから出るシャトル型のタクシーボート。予約不要で、人が集まれば出発します。近い島へ安く行きたいときはこちら。カナール島とメトル島が守備範囲です。
ポート・モゼル
本格的な船が出る港。Nautica などの海上タクシーとクルーズ会社が拠点にしています。アメデ灯台や、人の少ないシニャル島・ラレニエール島へはここから。クジラ観察ツアーもここ発です。
同じメトル島でも、アンスヴァタからのシャトルなら片道感覚で約2,000 XPF、ポート・モゼルの Nautica なら大人3,000 XPF。どちらが得かではなく、目的が違います。ふらっと半日なら前者、ほかの島と組み合わせたり人数がまとまっているなら後者、という使い分けです。
島別・行き方と料金の早見表
| 島 | 乗り場 | 所要 | 大人の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| カナール島 | アンスヴァタ | 約5分 | 往復 1,200〜1,500 XPF (約1,860〜2,330円) |
半日だけ空いた人。泳げる小さな子ども連れ |
| メトル島 | アンスヴァタ | 約20分 | 往復 約2,000 XPF (約3,100円) |
のんびり一日。水上バンガローを見たい人 |
| メトル島 | ポート・モゼル | — | 3,000 XPF (約4,650円) |
他の島とまとめて手配したい人 |
| シニャル島 ラレニエール島 |
ポート・モゼル | — | 5,000 XPF (約7,750円) |
人の少ない島でゆっくりしたい人 |
| アメデ灯台 | ポート・モゼル | 丸一日 | 6,500 XPF (約10,100円) |
ヌメアで一日使える人。初めての人の定番 |
※ 表は横にスクロールできます
ポート・モゼル発(Nautica)の料金は最少5名から。子どもはアメデ5,000 XPF、シニャル・ラレニエール3,000 XPF、メトル島2,000 XPF。キャンプ道具を持ち込む場合はシニャル・ラレニエール便のみ +500 XPF。
円換算は 1 XPF ≒ 1.55円(2026年8月時点)で計算しています。料金は2026年9月時点の現地資料によるものです。
カナール島 — 5分で着く、いちばん気軽な島
アンスヴァタのビーチから見えている、あの小さな島です。ボートで5分。10分間隔で運航していて予約もいりません。帰りたくなったら桟橋で手を振れば迎えに来てくれる、というゆるさです。
島には海中遊歩道があり、シュノーケルで珊瑚と魚を見られます。ただしビーチは砕けた珊瑚でできていて裸足だと痛いので、マリンシューズは持っていってください。デッキチェアとパラソルは1日1,500〜2,000 XPFで借りられます。
詳しくは カナール島のページ へ。
メトル島 — 水上バンガローとウミガメ
ニューカレドニアで唯一、水上バンガローがある島です。日帰りなら、ボート往復とビュッフェランチが付いたホテルのデイパス(平日 約7,900 XPF=約12,250円/週末 約9,900 XPF=約15,350円)が使いやすい。島の施設をひととおり使えます。
船だけ使うなら、アンスヴァタからのタクシーボートが約2,000 XPF。週末は地元ヌメアの人でかなり賑わうので、静かに過ごしたいなら平日がおすすめです。
詳しくは メトル島のページ へ。
アメデ灯台 — 一日がかりの定番
白い灯台が立つ、いちばん有名な島。丸一日のツアーになるので、ヌメア滞在に余裕がある日を充ててください。灯台は1865年にパリで造られ、分解して船で運ばれてここで組み立てられたもの。高さ56m、螺旋階段を247段のぼると、リーフの切れ目まで見渡せます(入場は別途、大人300 XPF・子ども150 XPF)。
Nautica の海上タクシーなら大人6,500 XPF・子ども5,000 XPFで渡れます。ランチやショーの付いた日本語対応のツアーもあり、そちらは ビーチ・アクティビティのページ にまとめています。
詳しくは アメデ灯台島のページ へ。
シニャル島・ラレニエール島 — 人の少ない選択肢
ガイドブックにあまり出てこない島です。設備は最小限ですが、その分人が少ない。ポート・モゼルから大人5,000 XPF・子ども3,000 XPF。どちらも自然保護区に指定されており、キャンプができる時期もあります(道具を持ち込む場合は +500 XPF)。
日よけも売店も期待できないので、水・食べ物・パラソルは自分で持ち込む前提で。ラグーンの真ん中で一日ぼんやりしたい人には、これ以上の場所はありません。
クジラに会える季節 — 7月から9月
南半球の冬、7月から9月にかけて、ザトウクジラが繁殖のためにニューカレドニアの海へやってきます。この時期だけ、ポート・モゼル発の1日ツアーが出ます。
| 区分 | 平日 | 週末 |
|---|---|---|
| 大人(10歳以上) | 9,000 XPF(約13,950円) | 11,000 XPF(約17,050円) |
| 子ども(10歳未満) | 7,000 XPF(約10,850円) | 8,000 XPF(約12,400円) |
| 1歳未満 | 無料 | |
※ 表は横にスクロールできます
8:30 にポート・モゼル集合 → 午前中にクジラを探す → 13:00 ごろ島で休憩 → 16:00 帰港。昼食は出ないのでピクニックを持参します。10名以上のグループはパニエ(弁当)が10%引き。
一日がかりで、昼食も自分持ち。それでも行く価値があるかというと、あると思います。ただし野生動物なので、会える保証はありません。そこは割り切って出かけてください。
ラグーンの上で食べる — Le Ponton
島に上陸しない選択肢もあります。Le Ponton は、ヌメアからボートで7分の場所にあるラグーン上の桟橋レストラン。魚と海の幸を食べて、そのまま海に入ってシュノーケルができます。コート・ブランシュ発、10時ごろから。火曜から日曜の営業です(予約 90 38 84)。
「船には乗りたいけれど、一日はきつい」という日にちょうどいい長さです。
予約と、当日のこと
- アンスヴァタ発は予約不要。 ポート・モゼル発は電話予約が要ります(Nautica 700 400 / 77 27 16)。フランス語か簡単な英語でのやりとりです。
- 最少催行5名。 ポート・モゼル発の海上タクシーは人数が集まらないと出ません。少人数のときは日程に余裕を。
- 日曜は要注意。 商店が閉まるので、島に持ち込む食べ物は土曜のうちに買っておくのが安全です。
- 島には日陰が少ない。 帽子・日焼け止め・飲み水は必ず。マリンシューズがあると行動範囲が広がります。
- 現金を用意。 小さな事業者はカードが使えないことがあります。
ほかのクルーズ会社では Mary D(25 31 31)や ATAO(70 65 00)も島へのツアーを出しています。現地の事業者の連絡先は ビーチ・アクティビティのページ にまとめました。ヌメア市内の移動については 基本情報 をご覧ください。
写真:アメデ灯台島(ToucanWings / CC BY-SA 4.0)、ラグーンの桟橋(Ftissantier / CC BY-SA 4.0)— いずれも Wikimedia Commons より。