Column — Boat Tours

ヌメアから船で行く
沖の島とボートツアーの選び方

2026.09.26アクティビティ更新:2026.09.26

ヌメアに数日いるなら、一日は船に乗ってほしいと思います。市内からわずか数分から一時間ほどの沖に、性格のまったく違う島がいくつも浮かんでいて、どれもラグーンの内側にあるので海はおだやかです。

ただ、いざ調べると迷います。島ごとに乗り場が違い、同じ島でもどこから乗るかで値段が変わるからです。このページは「どの島に、どの船で、いくらで行けるのか」を一枚で見渡せるようにまとめたものです。島そのものの見どころは各島のページに譲り、ここでは行き方と選び方に絞ります。

乗り場は2か所ある

最初に押さえておくと、あとがずっと楽になります。ヌメアの船着き場は大きく2つあります。

アンスヴァタ

Anse Vata — 観光案内所の裏

ホテルが集まるビーチから出るシャトル型のタクシーボート。予約不要で、人が集まれば出発します。近い島へ安く行きたいときはこちら。カナール島とメトル島が守備範囲です。

ポート・モゼル

Port Moselle — 朝市のある港

本格的な船が出る港。Nautica などの海上タクシーとクルーズ会社が拠点にしています。アメデ灯台や、人の少ないシニャル島・ラレニエール島へはここから。クジラ観察ツアーもここ発です。

同じメトル島でも、アンスヴァタからのシャトルなら片道感覚で約2,000 XPF、ポート・モゼルの Nautica なら大人3,000 XPF。どちらが得かではなく、目的が違います。ふらっと半日なら前者、ほかの島と組み合わせたり人数がまとまっているなら後者、という使い分けです。

ラグーンの桟橋に着いたフェリー
桟橋に横づけされたフェリー。ラグーンの内側なので、揺れはほとんどありません Photo: Ftissantier / CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)

島別・行き方と料金の早見表

島乗り場所要大人の目安向いている人
カナール島 アンスヴァタ 約5分 往復 1,200〜1,500 XPF
(約1,860〜2,330円)
半日だけ空いた人。泳げる小さな子ども連れ
メトル島 アンスヴァタ 約20分 往復 約2,000 XPF
(約3,100円)
のんびり一日。水上バンガローを見たい人
メトル島 ポート・モゼル — 3,000 XPF
(約4,650円)
他の島とまとめて手配したい人
シニャル島
ラレニエール島
ポート・モゼル — 5,000 XPF
(約7,750円)
人の少ない島でゆっくりしたい人
アメデ灯台 ポート・モゼル 丸一日 6,500 XPF
(約10,100円)
ヌメアで一日使える人。初めての人の定番

※ 表は横にスクロールできます

ポート・モゼル発(Nautica)の料金は最少5名から。子どもはアメデ5,000 XPF、シニャル・ラレニエール3,000 XPF、メトル島2,000 XPF。キャンプ道具を持ち込む場合はシニャル・ラレニエール便のみ +500 XPF。
円換算は 1 XPF ≒ 1.55円(2026年8月時点)で計算しています。料金は2026年9月時点の現地資料によるものです。

カナール島 — 5分で着く、いちばん気軽な島

アンスヴァタのビーチから見えている、あの小さな島です。ボートで5分。10分間隔で運航していて予約もいりません。帰りたくなったら桟橋で手を振れば迎えに来てくれる、というゆるさです。

島には海中遊歩道があり、シュノーケルで珊瑚と魚を見られます。ただしビーチは砕けた珊瑚でできていて裸足だと痛いので、マリンシューズは持っていってください。デッキチェアとパラソルは1日1,500〜2,000 XPFで借りられます。

詳しくは カナール島のページ へ。

メトル島 — 水上バンガローとウミガメ

ニューカレドニアで唯一、水上バンガローがある島です。日帰りなら、ボート往復とビュッフェランチが付いたホテルのデイパス(平日 約7,900 XPF=約12,250円/週末 約9,900 XPF=約15,350円)が使いやすい。島の施設をひととおり使えます。

船だけ使うなら、アンスヴァタからのタクシーボートが約2,000 XPF。週末は地元ヌメアの人でかなり賑わうので、静かに過ごしたいなら平日がおすすめです。

詳しくは メトル島のページ へ。

アメデ灯台 — 一日がかりの定番

白い灯台が立つ、いちばん有名な島。丸一日のツアーになるので、ヌメア滞在に余裕がある日を充ててください。灯台は1865年にパリで造られ、分解して船で運ばれてここで組み立てられたもの。高さ56m、螺旋階段を247段のぼると、リーフの切れ目まで見渡せます(入場は別途、大人300 XPF・子ども150 XPF)。

アメデ灯台島を上空から見たところ
アメデ灯台島。島のまわりを白砂とリーフが囲んでいます Photo: ToucanWings / CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)

Nautica の海上タクシーなら大人6,500 XPF・子ども5,000 XPFで渡れます。ランチやショーの付いた日本語対応のツアーもあり、そちらは ビーチ・アクティビティのページ にまとめています。

詳しくは アメデ灯台島のページ へ。

シニャル島・ラレニエール島 — 人の少ない選択肢

ガイドブックにあまり出てこない島です。設備は最小限ですが、その分人が少ない。ポート・モゼルから大人5,000 XPF・子ども3,000 XPF。どちらも自然保護区に指定されており、キャンプができる時期もあります(道具を持ち込む場合は +500 XPF)。

日よけも売店も期待できないので、水・食べ物・パラソルは自分で持ち込む前提で。ラグーンの真ん中で一日ぼんやりしたい人には、これ以上の場所はありません。

クジラに会える季節 — 7月から9月

南半球の冬、7月から9月にかけて、ザトウクジラが繁殖のためにニューカレドニアの海へやってきます。この時期だけ、ポート・モゼル発の1日ツアーが出ます。

区分平日週末
大人(10歳以上)9,000 XPF(約13,950円)11,000 XPF(約17,050円)
子ども(10歳未満)7,000 XPF(約10,850円)8,000 XPF(約12,400円)
1歳未満無料

※ 表は横にスクロールできます

8:30 にポート・モゼル集合 → 午前中にクジラを探す → 13:00 ごろ島で休憩 → 16:00 帰港。昼食は出ないのでピクニックを持参します。10名以上のグループはパニエ(弁当)が10%引き。

一日がかりで、昼食も自分持ち。それでも行く価値があるかというと、あると思います。ただし野生動物なので、会える保証はありません。そこは割り切って出かけてください。

ラグーンの上で食べる — Le Ponton

島に上陸しない選択肢もあります。Le Ponton は、ヌメアからボートで7分の場所にあるラグーン上の桟橋レストラン。魚と海の幸を食べて、そのまま海に入ってシュノーケルができます。コート・ブランシュ発、10時ごろから。火曜から日曜の営業です(予約 90 38 84)。

「船には乗りたいけれど、一日はきつい」という日にちょうどいい長さです。

予約と、当日のこと

ほかのクルーズ会社では Mary D(25 31 31)や ATAO(70 65 00)も島へのツアーを出しています。現地の事業者の連絡先は ビーチ・アクティビティのページ にまとめました。ヌメア市内の移動については 基本情報 をご覧ください。

情報源:Nautica Taxi-Boat、Sud Tourisme、および各島の現地配布資料(2026年9月時点)。料金・運航時間は変更される場合があります。円換算は 1 XPF ≒ 1.55円(2026年8月時点)。
写真:アメデ灯台島(ToucanWings / CC BY-SA 4.0)、ラグーンの桟橋(Ftissantier / CC BY-SA 4.0)— いずれも Wikimedia Commons より。
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